9月11日(土)
新しいソロキャンプグッズ。
先日こっそりと入手していたカンブリアンランタン(マイナーランプ)、試点灯してみることに。
トーマス&ウィリアムズのもの。イギリス製。
カンブリアンランタンには歴史があって蘊蓄もたくさんあるけど、ざっと大まかに。
別名マイナーランプやマイナーズランプとも言うけど、「マイナー」は少数等のminorではなく、炭鉱夫のminerの意味で、これは主に炭坑で作業する人のために作られたランタン。また、カンブリアンランタンと呼ばれるのは、ウェールズの昔の名前「カンブリア」からきているらしい。
このランタンは真鍮製。
しっかりとした作りで、結構な重量がある。
本体下部をネジのように回して、オイルタンクを外してからオイルを補充。多分50ml位は入る。ランプの大きさ(1リットルのペットボトル位)にしては、タンクの容量は小さい気がする。
燃料は灯油でも使えるらしいけど、煤が酷くて掃除が大変らしいので、僕はパラフィンオイルを使用。コストを考えると灯油の方が圧倒的に安いけど、毎日使う訳でもないので、まあ良いか。
芯にしっかりとオイルを染み込ませた後、火を付けて本体を元通りに被せる。
このランタンは明るさの調整は火をつけた後からでもできる。針金の様なもので芯を上下させるという、原始的な方法だけど。
また、同じようなカンブリアンランタンでも、火をつけた後に炎の大きさを調整できないものもあるみたい。そんな場合は最初から芯を出す量を決めておく必要がある。
点灯後はこんな感じ。風で炎が大きく揺れて消えてしまうようなこともない。
雰囲気良いなあ。
ウイスキーを飲みながら明かりを眺めるとかが似合いそうだけど、僕はチャイでw
パズーと同じように持とうとすると、熱すぎて革手袋が無いと持てない。
これは新品だけど、使い込んでくると真鍮がくすんだりしてアジが出てくるらしい。
トロンボーン等管楽器吹いてたからか、真鍮がくすむのは手入れをしていない感じがしてちょっと抵抗がある。最低限はクロス等で使う度に拭いておきたい。
周りが暗くなってくると更に雰囲気良い。
このまま明かりを眺めながら、ずーっとぼーっとしていられる。
ちなみにこのランタン、天空の城ラピュタでパズーが炭坑内の移動時に使ってたやつと仕組みは一緒。あと、オリンピックの聖火を運ぶ際にも使われていた。キャンプ芸人としても有名なバイキング西村さんも使用している。
ランタンの光も良いけど、この日は月も綺麗だった。