8月19日(水)
今年の8月に入ってから、クラクラとめまいがすると思った後に、いつの間にか気を失って倒れていることが頻発。
気がついたら倒れているので、受け身は全く取れず、顔や手には擦り傷や打ち身の後がたくさんできた。
8月上旬、まずは近所の総合病院の内科に行って、人生初の点滴&頭部のCTスキャン。
異常無し。
熱中症か低血糖症の可能性や、疲労やストレスもあるのかもと言われた。
数日後、金沢市内のショッピングモール店内を歩いていた時にめまいがして倒れてしまい、初の救急車で金沢有松病院まで運ばれ、初の全身MRI。
それでも異常無し。
この時、救急で対応いただいたショッピングモールや救急車の皆様、金沢有松病院の看護師さん医師さんの皆様、ご迷惑おかけしてすみませんでした&お世話になり本当にありがとうございました。
涼しい空間や車の運転中は全然大丈夫で、暑い屋外を歩いていた時にめまいがして倒れることが続いたので、最初は熱中症かと思ったけど、この後も数回めまいがしていつの間にか倒れているということを繰り返してしまったので、再度近所の総合病院で今度は心臓エコー等も見ることに。この時のエコー結果と心電図と合わせて見てみると状態は思った以上に悪かったらしく「ここよりもっと大きな病院の循環器内科で、ただちに詳細な検査を受けなければいけない」ということになり、その場で紹介状を書いていただき急遽金沢大学附属病院に緊急入院することに。
いきなりすぎて何も準備できなかったし、何を準備すれば良いのかさっぱりなまま8月19日(水)の朝から金沢大学附属病院へ向かい、診察してそのまま入院。
退院時期は2週間予定だけど延びるかもということで、この時点では退院日は不明だった。
金沢大学附属病院のエントランス。
新しくなってからは初めて来た。
採血は病院来るなり、いきなり試験管12本分も採取。
そして、心電図、首から下の下肢CTスキャン、足のエコー等検査を立て続けに色々受けて、入院病棟へ。
今回入院となったのは、循環器内科。東7階。
肝心の診断結果は、紹介状を書いていただく時にある程度は想定されていたけど、詳細な検査の結果「肺塞栓症に伴う肺高血圧症」とのことだった。心臓の右側が左側を必要以上に(通常の5倍以上の圧力で)圧迫しているらしい。初めて聞いた。
エコノミー症候群の酷いやつ、という説明もされた。足等にできた血栓が肺につまり、酸素が上手く頭や全身に回らず、必要な酸素を無理に送ろうとして心臓に負担がかかっていたらしい。それで、脳まで酸素が回らずシャットダウンされて失神。
血管内にできた血栓が頭に回ると脳梗塞等になるけど、僕の場合は肺だったということ。
ただ、僕の場合、なぜ血栓ができたのかは不明とのことで、今後の研究に生かすために血液を提供することにもなった。研究内容は説明されたけど、難しすぎてよくわからなかった。将来、同じ症状が出た方に活かしていただければ。
巨大な血栓、失神するのは異常、これだけ発達した現代医学でも入院中の致死率17%くらいはある、よく生きていた、等々色々と言われた。
一命をとりとめた、という感じ。
変な心電図?
見る人が見ると、ゾッとするらしい。
ただ、今回僕は点滴投薬でとりあえずは何とかなりそうで、可能性があったカテーテル等の大きな手術をするわけでもないので、入院中は基本的に暇。
病院内の移動は基本的に検査の時のみ、点滴と常に一緒で看護師さんに車椅子を押してもらい、自分で歩くの禁止だったり、検査以外では心電図モニターの電波が届く範囲のみに移動制限されていたりで、ほぼ横になって寝たきり状態。とにかく暇。
病院食。
一応、入院中の食事を全部撮影してみたけど、これらはその一部。
1食毎の量が物足りないし、味も全部薄め。
そして、嫌いなキュウリや海藻がやたらと出てきて、参った。
入院中はこんな感じ。
入院してからは心電図モニターをずっと装着し、最初の2週間は24時間点滴刺しっぱなし。
2週間経って、点滴→投薬治療に切り替わった。
今後の治療方向もほぼ決まり、退院日も決定。
2週間で体重4kg減って、88kg。一時期は130kg近くあったのにw
あと、嫌いなきゅうり一生分位食べたからもう要らない。
金沢大学附属病院の7階から見える風景。なかなか良い眺め。
ちょっとした広場にはピアノが置いてあった。
入院中に使っていた電子マネー、金沢大学附属病院の中で使えるSaica。
電子マネーコレクターなので、500円デポジット預けたままで持ち帰ってきた。
入院中に着ていたTシャツのひとつ。
昨年の2019年に購入したツエーゲン福袋の中に、キャプテン廣井選手のサイン入りアウェイユニと一緒にオマケで入っていたツエーゲンTシャツ。
このTシャツ、ちょっとやそっとではくたびれそうにない。オマケレベルでは無いクオリティ。
周りの人は皆入院パジャマ姿なのに、僕だけ部活の合宿のノリな感があった。
病院内自販機のお釣りで、平成31年の硬貨が出てきた。
そして、9月8日(火)
3週間滞在した金沢大学附属病院を退院。
医師看護師さん他医療従事者の皆さま、本当にお世話になりました&ありがとうございました。
久しぶりに外に出てきたけど、真夏は過ぎていたとは言えやっぱりまだまだ暑かった。ただ、夏から秋に変わりつつ有るんだなと。 そんな空気感だった。
病棟内は空調が効いて季節感がさっぱり分からなかったから、こういう季節を感じられることが幸せ。
これからは月一で通院して状況を確認、半年後に検査入院2~3週間予定。
しばらくは無理せず養生、今年の3月以降全く触っていないコントラバスやエレキベースも、とりあえずお休み。また演奏復帰できるようにしたい。
これは余談だけど、担当していただいた主治医さんや看護師さんは本当に可愛らしい方ばかり。日常生活のどこかで偶然会うとかないだろうか。でも、白衣着ていなかったらきっと気づかないだろうなあ。
毎日の体調を確認するために看護師さんが病室に1日数回来ていたけど、入院期間の3週間ほとんど日替わりで担当される看護師さんが替わって、何名いるんだ?となった。
金沢大学附属病院