コントラバスを演奏する時に、有ると便利なコントラバス椅子。
略して、バス椅子。
コントラバスの練習中、立ったままだと辛いので、練習にも本番にも使えるようなコントラバス用の椅子を色々と探していて、2018年に僕が入手したのがこれ。
WILDE+SPIETH(ワイルド&スピース)のコントラバス用チェア、710-1207。
ベルリンフィル等も使用しているらしい。
主なスペックは以下の通り。
■フレーム材:スチール
■背もたれ:ブナ材単板/PU
■座面:ブナ材単板通気口付/PU
■調節機構:高さ/背もたれ/フットレスト ■座面径:420mm
■重量:16.0kg
■座面の高さ:770~920mm
■原産国:ドイツ
WILDE+SPIETH(ワイルド&スピース)の取り扱いをはじめました : 全音楽譜出版社www.zen-on.co.jp
全音楽譜出版社が代理店となって割とすぐに購入。
そんな実物がコレ。
カタログでよく見る写真の角度から。
上から座面を見ると…
何と非対称。
右足の太ももが干渉しないように凹みが作られている。
そして、左右の足を置く位置(高さ、角度)を自由に変える事が可能。
座面の角度も真下に取り付けられているネジで細かく調整でき、前傾にもする事ができる。
左側から。
左のレバーはエアサスで、背もたれの角度を変える事が可能。
一般的な椅子とは違い、座面自体の高さ調整は任意の位置にはできるけど手動。この部分もエアサスでも良いような気もするけど、高さは頻繁に変えないからまあ良いか。
あと、座面は一般的なバス椅子とは違い、回転はしない。
背もたれの角度を変えられる範囲はこんな感じ。
背もたれの高さも手動で任意の位置に調整可能。
使用中の例。
僕はエレキベース弾く時にも使ったりしている。
持ち運びはちょっと面倒だと思う時もあるけど、演奏中は本当にラク。
デザインも良いと思う。ワイルド&スピース、他に作っている商品を見ていると本当は家具屋さんなのかも。
オーケストラチェア以外にも色んな椅子がある。
ちなみに、当初はコルベルクのバス椅子の購入を検討していたけど、輸入代理店がなく断念。首都圏の楽器屋や所有しているホール等色々な所へ問い合わせたけど、1個だけ輸入してもらうととんでもない値段になるとの事。商社にも問い合わせてみたりもした。
ただ、こちらも本当に使い勝手良さそう。滋賀県のびわ湖ホールや、京都交響楽団のバスパート等が使用されている様子。
下のやつは色んなホールで指揮者用としてもよく見るやつ。
ヤマハ | コントラバス・打楽器奏者・指揮者用椅子 - 指揮者譜面台・指揮台・指揮者椅子 - 概要jp.yamaha.com
いずれにしても、個人所有はあまり無い例かも。でも、おかげで快適なコントラバス生活が送れている。
参考に、学校やホールに置いてあるコントラバス椅子でよく見かけるのはこんな感じ。
でも、これらは現在は製造していない様子。コマキ通商(k.m.k)製との事。
現在の姿はこれ。
スタイリッシュ。ティンパニ奏者も使用できるみたい。